Bio & Cv

【略歴・活動歴】
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1989 広島県立観音高等学校 卒業
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1995 洋画家 Md. Salleh Bin Dawam 氏に師事(マレーシア)
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1997 帰国初個展(広島)
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2001 「世界の絵本展」入賞・展示/銀座松坂屋(東京)[’02 トロント・カナダ巡回]
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2007 企画展「Winds of the East」/SOMArts Cultural Center(サンフランシスコ・アメリカ)
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2008 企画展「布に描く世界~染色展~」/はつかいち美術ギャラリー(広島)
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2017 「八千代の丘美術館 第16期入館作家」選定・展示/八千代の丘美術館(広島)
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2025 個展「〜見えるものと見えないものの間〜 イズオカヨシユキ染色展」/あーとあい・きさ(広島)
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2025 作品献呈「爛」(能楽師 観世流 シテ方・杉浦豊彦師)詳細はこちら→
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2026 作品献呈「獅子王降誕」(能楽師 観世流 シテ方・武田宗典師)/武田修能館(東京)詳細はこちら→
【個展実績】(Selected Solo Exhibitions)
《国内百貨店・ギャラリー》
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広島三越(広島)
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小倉井筒屋(福岡)
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大丸福岡天神店(福岡)
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阪神百貨店梅田本店(大阪)
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名古屋栄三越(愛知)
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トキハ本店(大分)
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米子高島屋(鳥取)
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山形屋(鹿児島) 他多数
《海外ギャラリー》
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SOMArts Cultural Center(サンフランシスコ・アメリカ)
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K Gallery(釜山・韓国)
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マレーシア
【パブリックコレクション / 収蔵】(Public & Private Collections)
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市立美術館、ユネスコ(UNESCO)、百貨店、ホテル、医療施設 他
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日本、アメリカ、韓国、マレーシアをはじめとする国内外のアートコレクターによる個人蔵多数
Philosophy & Background
私の制作の原点は、若き日に体験した挫折と、そこからの「再生」にあります。
8歳で画家を志した私は色覚特性の壁に阻まれ美大進学を断念。世界から見放されたような深い孤立感の中にいました。
25歳の時に訪れたニューヨークで「染色」と出会います。布の奥深くまで染料がしみ込み、光を含んで生まれる鮮やかな色彩に触れた時、初めて「色ってこんなに綺麗なんだ」と感じたあの衝撃は、今も私を動かす原動力です。
私の表現の核となるのは、光を反射して発色する絹布の美しさです。布に色が染み込み、繊維と色彩が一体化していく現象(染色)には、人間の網膜の限界を刺激し心を揺さぶる本質的な何かがあると信じています。
巨匠マーク・ロスコがステイニングの技法に可能性を見出したのもこの「染色」という現象なのではと確信しています。
そしてジョージア・オキーフが掴み取った生命の輪郭。それらは日本の伝統的な着物の図案になる前の観察画のように感じます。
日本から遠く離れた地で技法も年代も異なるこの二者の目指した地平を大きく超える可能性を絹布への染色に感じています。
また、表現の媒介となる「布」は、私たちの日常に最も身近なアートであると考えています。古来より人々は布に色を染め、模様を描き自身を表現してきました。生の営みのすぐ傍らにある芸術として、作品を提示したいと考えています。
近年、大病を患ったことを機に出会った伝統芸能「能楽」は、私の表現と思想をより深遠な領域へと導きました。現実と虚構、生と死が交差する能舞台において、作家である私は現実と異界を繋ぐ触媒である「ワキ」であり、解き放たれた作品こそが異界の存在である「シテ」に他なりません。見える世界だけがすべてではなく、見えない世界にも気配は確かに存在する――その確信は、私の色覚特性をも「世界を捉える豊かな振幅」として包み込んでくれました。
見えているものと見えないもの、自分と他者、此岸と彼岸。一見すると隔絶されているように思える境界(あわい)は、すべて地続きで繋がっており無限可能性を開いています。
